7月なのに涼しい曇りの日曜日。
人生初の船釣りに社会人釣りサークルの仲間でぞろぞろ行ったときの話です。
船宿紹介
忠彦丸
金沢八景の漁港から出ている東京湾のライト鯵船。
午前船で、料金は6,000円くらい。
この「ライト」ってどういう意味なんだと調べたら【ライトタックル】のライトなんだって。
つまりごっつい釣り竿じゃないよって事。
船酔いが心配だったが酔止めを飲む。
朝起きたら1回と、船に乗る前に1回がおすすめ。
その甲斐あってか船酔いせずにすんだ。
チケットを買い、竿をレンタルし船に乗り込む。
釣り船初体験だったので緊張して乗る船を間違え、他の乗客に注意される。(笑)
やっと目当ての船に腰を下ろす。
船尾の角だった。
そうそう。船釣りってベイトリール主流なのね。
初めてベイトリールに触る。
同乗者に使い方を教えてもらい、なんとなーくわかった。
ベイトリールってとっても使いやすいやん!欲しくなっちゃう。
出船
船が出て少しだけ走る。
風があってぐわんぐわん船が揺れる。
…これ、酔止め薬無かったら確実にゲ■ってたわ…。
ゆらゆらと身体が落ち着かない中、釣りスタートである。
調子よく一投目からゲット!
ビシにイワシミンチを半分ほど詰め込む。
針にイソメをちょびっとつける。
仕掛けを海に入れ、リールのクラッチを開放。
底まで着いたら3m巻取り、カゴを揺らしてミンチをばらまく。
バラマキの中に仕掛けを漂わせるべく、1mほどさらに巻き上げる。
待つ。
これが一連の流れだ。
最初はアタリがわからず、うーん釣れないななんて思って仕掛けを回収してきたら
2匹、アジがくっついてた。
ええー…。なんかこんなかんじなのー??
アタリってこんなに小さいの?
次から注意してみる。
あ、キチンとわかりました。集中してなかっただけですわ。
ビッ!という感触が竿から伝わってくるので、そしたら少し待ってから巻き上げる。
アジは口が切れやすいらしいので慌てずに引き上げる。
ポツポツと釣れたり釣れなかったりと、ややアジのやる気が感じられない。
ビッ!と電気が走る。
お、きたきた。
と、思ったらイワシかい!
ちっこいイワシ、本命じゃないのでリリース。
その後も俺だけイワシダブル連発…(笑)
てんやわんや
そんな中、突然竿が、ぐんぐんと引かれた。
うおおーーー!なんだこりゃー!!!と慎重に巻き上げる。
両隣の同乗者Aさん、Bさんもなんかキターとか言ってる!
え?
なんか嫌な予感が。
そのまま上げてくると、海中でサバが元気よく走ってる!
なんとAさんがかけたサバが、あちこち走ってBさん、俺とで三人が絡む大事故!
30センチほどのサバを抜き上げ、釣れた本人のAさんは嬉々とした様子だったが、お祭り被害者のBさんがぼそっと一言、
「大迷惑です」
その顔は笑っていた(?)が、湧き上がる怒りは背中越しに感じられた(笑)
お祭りをほどき、まあ気を取り直して再開!
泳がせ釣りにハマりそう
さて依然としてみんながアジが釣れている中、俺にはイワシが混ざって釣れて来るという状況だった。
(今思うとタナの問題だったのだろう)
2本針を使用していたのでそのうちの1本の針にイワシをつけたままにして暫くやっていた。
ビシにエサを補充するため海中から引き揚げようとしたその時、水深の浅いところで、アジより大きな魚が、イワシをつついてるのが見えた!
キター!サバだー!
ふと先程の大規模お祭りが頭をよぎる。
大迷惑さんに再び大迷惑をかけてしまわないよう、竿を出来るだけ立てて走らないように抜き上げてくる。
初めて泳がせ釣りで釣れた!
ビッチビチの30センチサバ!(写真無し笑)
泳がせ釣りは、まさにわらしべ長者のようで大きくなっていく魚に大興奮できる楽しい釣りなんだなと感じた。
本来の船の目的じゃ無いので推奨は出来ませんが…。
今度陸っぱりからもやってみようと思う。
結果
結果、アジ18匹、サバ1匹という少々寂しい結果でした。(竿頭はサークル仲間で、30数匹でした。)
釣り船は陸っぱりと違い、ポンポンと釣れるのが魅力なのかな。
船酔いさえ我慢できたら、ライト鯵船は初心者にもかなりおすすめできる釣りの一つですので挑戦してみてはいかがでしょうか。