9月23日(日)
大潮
ようやく初めてのエギングを成功させることが出来た。
この1匹を釣り上げるのになんと1年かかってしまったが、覚えることはたくさんあった。
今回はどのようにこの1匹を釣ったのかをまとめてみた。
念願のイカがやっと釣れたよ…うう感動。
おお!やるじゃん!早速どうやって釣ったか教えてよ!
OK!シーズン中に結果を出すための要点を大放出します!
目次
ポイント&時間
ポイント
三浦半島・城ヶ島エリアを攻めてみた。
正直、ここでの最近の俺の釣果がまったくスカンピンだった為半信半疑だったが、改めて評価しなくてはいけない。城ヶ島、ありがとう。
今回竿を出したのが城ヶ島ホテル周辺・劔崎周辺・油壷周辺。ここを転々とした。
釣り時間
深夜3時のナイトエギングから始めたが、初心者が夜なんかにやるもんじゃない。
後述するが、初心者はきちんとラインのたるみなどを目視する必要があると感じた。
▲夜中に釣れたのは空の弁当箱だけだった‥。(笑)
実際に釣れたのは朝の9時半頃。
ちょっと遅い朝マズメ。
状況としては
海の透明度:かなり澄んでいる
潮:下げ止まり付近(干潮9:44)
風:弱い
タックル
【竿】
DAIWA:クロスビート864TMLS8’6”(コンパクトロッド)
【リール】
DAIWA: クレスト2004
【ライン】
LAPALA:ラピノヴァ PE #0.6
【リーダー】
SEAGER:FXR船2号
→ノット:FGノット(練習あるのみ!)
【エギ】
DUEL:ez-Q CAST パタパタ 3.5号 夜行マーブルオレンジ 濁り潮マスター
俺はこのエリア10のメロンキャンディー色のようなマーブルカラーが大好き。
これも一目ぼれして買ったのだが、いい仕事してくれた!!
ただし、アピールの強いゴールド×オレンジも1本は持っておきたい。
そして偏光サングラスは必須です。
ドラグの調整
タックルのセッティング時、釣りを始める前にきちんとしたドラグ調整を行っておいた。
変にドラグが緩すぎるとバラしの原因となり、強すぎると身が切れてしまうこともある。せっかく掛けても逃がしてしまっては大きな悔いが残るため、この地味な作業も甘く見てはいけない。
秋イカは500g、春イカは1kgが目安。
設定の方法としては、コンビニの袋に中身入りのペットボトルを入れ、それをエギで吊るのだ。
緩めのドラグで吊り上げてみて、ラインが送り出されて袋が持ち上がらなければドラグを徐々に(2チキチキくらい)締めて行って、袋が少し持ち上がりつつドラグが「チキ…チキ…」と音が鳴るぐらいがベストドラグ!
キャスティングとしゃくり
キャスティング
キャスティングはオーバーヘッドキャスト。(頭の上から投げる)
穂先で力いっぱい振りかぶらずに、ペンデュラムキャスト(振り子)を使用すると、ノットやタックルへのダメージが少ないのでオススメ。
投げる力も70%くらいを意識して、最初は飛距離よりもコントロールを重視すべき。
狙いは手前と奥、それぞれ左・正面・右の6個のエリアを探っていく。
これでアタリがなければ3m横移動。再度6エリア探りを繰り返していく。
どんどんと移動していくあたりはヘチ釣りに似ている。
キャスト後から着水までの間はフェザーリングを行う。
フェザーリングとは:キャスティング時にラインの放出量を抑えるために、スプールに軽く指をあてることをいう。強く当てすぎると放出が止まってしまうので軽く当てるだけ。これをすることによって風の影響でラインが大きくたるんでしまうことを防ぐことができる。
着底とフォール(超重要)
エギが着水すると沈んでいくわけだが、これをフォールという。
このフォール、実にもどかしい!!
エギングは豪快で連続的なシャクリをしまくって釣る!というイメージだが…正直フォールの方が重要だと思う。
音を立ててシャクリまくればうまく見えるが…それは個人の好みの問題なのかもしれない。(笑)
フォールの間は竿を動かさず、きちんと底に沈める!
着底をきちんと取ることが重要だ。
この着底のサインが出るのがラインだ。
夜はラインが見えないので感覚を知る必要がある。だから俺を含めた初心者にナイトエギングはお勧めできないのだ。
キャスト→着水のあと、すぐに出すぎてしまった糸フケを巻いて、ラインを張らず緩まずの状態にする。これは浮きフカセでも使用しているテクニックである。
一定の速度でラインが引かれていくのが見えるはずだ。
着底すると、いままでやや張っていたラインに「・・・ふわっ」と糸フケがでる。
ちいさな変化なので見逃さないように注意。この辺りもヘチ釣りのような繊細な観察力が必要な部分でもあるのだ。
フォールには、アタリの取りやすい「カーブフォール」と、根がかりしづらい「フリーフォール」の2種類があることも頭の片隅に入れておき、釣り場の状況に応じて使い分ける。根が多いならフリーフォールだが、足元の根が多い場所などではあえてフォールさせずに巻いてしまって、根がかりロストの可能性を無くしたほうがいい。
着底を見定めてから、次のステップのシャクリに移行する。
▲アマゾン安い!俺、店頭で1500円で買ったのに…。
覚えておきたいシャクリ
シャクリにはいろいろ種類があるが、とりあえず基本だけ覚えておけば何とかなる。
一段シャクリ:時計の8時の位置から12時の位置まで一気に振り上げる。リラックスしてあまり力まずに行い、確実に腕を12時の位置まで上げ、一呼吸止めること。ドラグが「ジッ」と滑ればうまくできている。
シャクリ終えたら竿を8時の位置に戻し糸ふけを取りつつ再度、フォールを行う。
この時も確実に着底を目視で取る。
回収から次のキャスティングまで
初心者は1投回収ごとにやった方がいいことがある。
それはエギのチェックだ。
チェックポイントは
- カンナ:曲がっていないか
- リーダー:結びが弱くなっていないかと、傷がないか。
- スミ:これがついているとイカに嫌われる。すぐ洗おう。
- 噛みあと:アタリを見逃している証拠。ラインは張らず緩めず。
の4点。
面倒だが、これを怠るとかかった獲物を逃がすことになる。
特にラインのチェックは大事。
キャスティングしたら糸が切れて、あなたの高級なお気に入りエギがすっ飛んでいきます。
アタリとアワセ
アタリを取るためにはラインのテンションは常に張らず緩めずを意識する。
ラインに何かしらのサインが出たり、「コツコツ」と叩くようなアタリが手元に感じられる。
アワセは慌てず。
向こうアワセというか、下手にこちらからアワセていかなくても結構がっちりと持っていてくれる。
このときラインが緩みすぎているとカンナが外れてしまうので、張らず緩めず。
乗ったかな?と思ったらキキアワセ。乗っていればずるずるとダダ巻きするだけでOK。
ラインの状態、エギの位置の把握がアタリを確実なものにするための重要点となる。
以上、初めてアオリイカをエギングで釣った時に心がけたことでした。
釣れないが続くと嫌になってきますが、ぜひあきらめず、いろんな場所でチャレンジして、基本をしっかり行ってください。
俺ももっと釣れるコツを発信できるようにがんばります!
釣ったイカは沖漬けにしたよ!
うまそー!こりゃ酒がすすむな!