前編はこちら。
先攻はMから
さて、友人Mの仕掛けを作ったところで簡単に投げ方を説明し、自分の仕掛けを作り始める。
誰もがそうだと思うが、最初の一匹目が釣れるまで、ボウズへの恐怖心が心の奥でどんよりと広がっている。
場所選び、天候、潮加減、仕掛け、餌、様々な要因が噛み合わさって魚が釣れる確率を複雑に左右している。
釣りに正解はない。
期待と焦燥感が心をかき混ぜていた。
一秒でも早く俺も釣りがしたい!
そんな気持ちを押さえつつも仕掛けを作成していると、
「あー!釣れたー!!」
Mが叫ぶ。
なにーー!?
自分の竿を一旦置き、友人の元へ。
15センチくらいのサバだ。
友人は大興奮状態!
メジナの外道ではあるが、まさか友人に先を越されるとは…。
でもちょっと嬉しかった。
これで仕掛けは問題ないことが証明された。
普段魚なんて食べない友人だが、持って帰りたがっている。
どう食べようかなとか、引きが楽しかったとか、口が止まらない!
わかるぞ、その気持ち!
今、彼はとてつもなく釣りに感動しているんだろう!
魚が触れないらしいので針を外してやる。
それくらい出来るようになってくれ。
さて、俺も準備が出来た!
始めるぞ!
一番上ポッキリ
その後、二人でサバを何匹か釣り続ける。
前回、6月前半に来たときよりもサバが5センチくらい大きくなってるのを実感した。
いつかは30センチ以上のものを釣りたいものである。
この頃から針に歯形らしい噛み跡が残るようになる。
これは、メジナがいる!!
俺は確信した!
場所選びは間違えてなかった!!
ふとみると、Mの竿が大きく曲がっている。
「なんか(今まで以上に)引くーー!」
ま、まさかメジナか!?
竿を立ててゆっくりと巻くように伝える。
だがMは興奮状態で俺の声なんか聞こえていない。
あがった
フグだ(笑)
歯形はこいつかーー!!
フグって確かに引きが強かったね。
ここでMは初心者がやってしまうミスを犯してしまう。
リール巻きすぎ現象だ。
あまりの興奮にリールを巻きすぎ、浮きが先端のガイドに引っ掛かってしまい、その力に竿の先端が耐えられずポッキリ折れてしまったのだ!!
ハリスの長さがひとひろ半(浮きした約ふたひろ)あるので、目線の高さに魚を持ってこようとするとどうしても巻きすぎてしまうのだ。
注意はしていたが、実際魚を逃したくない気持ちが勝ると経験が少ない俺らみたいなのはパニクっちゃうよね。
初心者マークの方々、注意です!
本命は俺から頂き!
サバの量では負けているが俺はサバを釣りに来たんじゃない!
沖めのアワアワになっている場所にポイントを絞り攻め続ける。
何投かしていると急に浮きが下がる!
竿を立てて合わせる!
なんか引きが強いぞ!?
落ち着いて呼吸をし、竿の3節目辺りが90°となり、先端は魚に向くように、そして岩に擦れないように、と意識しながらドラグをやや締める。
足元が岩場で見えない。
「フグだ!」
Mが声をあげるので、なんだフグかと思ったが、ふと目に映る魚は黒いぞ?
これは、
メジナだーー!!
(動画、動画!と、また消してしまう。(笑)だがなんとか残ってた!)
釣り上げた!
やったー!
小サバよりちょっとだけ大きいくらいのメジナちゃんだー!

↑かわいこちゃんサイズ
リリースサイズ…だけども持って帰りまーす!
よし!ボウズは回避できたぞ!
Mは少し悔しがっていたので釣り座を譲る事にした。
長くなってしまうので、この辺りで一旦区切らせて頂きます!
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引き続き、釣果編②をお楽しみください!
Mの逆転劇!
こちらから!↓